在宅ワーク 内職 パート・アルバイト 自分に合った働き方はどれ
この記事を読むことで、在宅で仕事をする場合の「パート・アルバイト」「内職」「在宅ワーク」の違いとそのメリット・デメリットを理解することができます。
自分に合った働き方を理解して、正しい方向性を持って頑張って仕事に取り組みましょう。
在宅ワーク 内職 パート・アルバイトの違いを知って働こう
在宅ワーク 内職 パート・アルバイトは、働き方や適用される法律が異なります。
副業として働く場合でも、違いをよく知ったうえで仕事を選び誤解のないように働きましょう。
働き方の違い
在宅で仕事をしたい人にとって、選択肢となる働き方には「パート・アルバイト」「内職」「在宅ワーク」がありますが、それぞれ異なる特徴があります。
「パート・アルバイト」は、企業や店舗に雇用されて業務を行う働き方です。
これに対して、「内職」は、委託業者から原材料の提供を受け、自宅で物品の製造や加工等に従事する働き方です。
また、「在宅ワーク」は個人事業主として、発注者との請負契約に基づいて仕事を請け負い、自宅やオフィスなど場所にとらわれずに仕事を行う働き方になります。
雇用関係の違い
在宅で仕事をする場合、雇用関係の違いをしっかりと理解して働きましょう。
パート・アルバイト勤務者の場合は、企業や店舗が雇用者であり、雇用関係が成立します。
内職で働く場合は、委託業者と家内労働者(内職を行う人)との間に、雇用関係はありません。
業務請契約に基づいて仕事行う在宅ワークの場合も、発注者との間に雇用関係はありません。
適用される法律の違い
パート・アルバイトは労働基準法や就業規則などの法令に基づいて労働条件が定められます。
一方、内職は、家内労働法が適用され、委託者は家内労働者への仕事依頼時に、家内労働手帳を交付して委託業務内容や工賃、納品など委託条件を明記する必要があります。
【参考】特定(産業別)最低賃金全国一覧 (厚生労働省ホームページ)
在宅ワークは、事業主として報酬や納期などを定めた請負契約に基づいて業務を行うため、特定の法律に基づいた労働条件の制限はありません。
【参考】在宅ワーカーのためのハンドブック (厚生労働省ホームページ)
加入保険の違い
パート・アルバイトは、従業員数101人以上の企業で働く労働時間20時間以上、月額賃金8.8万円以上の場合、厚生年金保険や健康保険などの社会保険の加入対象になりました。
また、通常に労働する週の所定労働時間が週20時間以上あれば、雇用保険の加入対象になります。
内職や在宅ワークの場合、扶養や収入状況によって国民年金、国民健康保険への加入が必要となり確定申告による納税が必要となります。
在宅ワーク 内職 パート・アルバイト違いまとめ
扶養状況や収入額によって異なりますが、在宅ワーク、内職、 パート・アルバイトで働く場合のおおまかな違いを以下に整理しました。
項目 | 在宅ワーク | 内職 | パート・アルバイト |
---|---|---|---|
雇用形態 | 雇用契約なし | 雇用契約なし | 雇用契約あり |
労働時間 | 自由 | 自由 | 決められた時間 |
仕事内容 | PCを使った仕事や事務作業など | 軽作業や手作業など | 接客や販売など |
収入 | 成果報酬 | 出来高制 | 時給や日給、月給など |
加入保険 | 国民年金、国民健康保険 *1 | 国民年金、国民健康保険 *1 | 厚生年金保険、健康保険 *1 |
確定申告 | 必要な場合有り*1 | 必要な場合有り*1 | 必要な場合有り*1 |
*1: 扶養と収入状況によって異なります。
メリットとデメリット
パート・アルバイトは定期的な給与があり、雇用主の指示に従って働くため安定感があります。
しかし、時間や場所に制約があり自由に働くことができません。
内職は、自宅で作業を行うため、社交的な人間関係が少なくなりがちです。
委託案件によって報酬が変動するため、安定した収入を得ることが難しい場合があります。
在宅ワークは、自宅やカフェ、海外など場所にとらわれない働き方ができます。
受注状況により、収入に不確定要素があり、報酬の水準もばらつきがあります。
しかし、学ぶことを怠らずスキルアップすることで、受注の幅を広げ高報酬の仕事を受注することができます。
自分に合った仕事で頑張ろう
在宅で仕事をする際には、自分の希望や生活スタイルに合わせた適切な働き方を選ぶことが重要です。
パート・アルバイトは安定感がありますが、自由度は制約されます。
内職や在宅ワークは自由度が高いものの、収入や案件の不確定要素があるため、自己管理力が求められます。
自分の状況や優先事項を考えながら、ライフスタイルや希望に合った最適な選択をしましょう。