軽貨物ドライバーで働く
副業で高収入を得る方法のひとつに軽貨物ドライバーで働くという方法があります。
体力的にきつい仕事と言われてますが、自分の都合に合わせて働くことができ、頑張り次第で高収入を得ることができることから、主婦や学生、サラリーマン、中高年のシニアなど様々な人々が副業として選んでいます。
この記事では、副業として軽貨物ドライバーで働こうと考えている方に役立つ情報を掲載しています。
軽貨物ドライバーとは
軽貨物ドライバーとは、軽トラックや軽バンを使用して、商品、郵便物、文書、家具などの荷物の配送や回収をするドライバーのことです。
一般的には、限定された地域内の配送が主な業務となります。
軽貨物ドライバーの働き方には、
- 独立開業して業務委託契約に基づき自分の車で配送する。
- アルバイトやパート、契約社員や正社員として自分の車またはレンタル車両で配送する。
など、様々な形態があります。
軽貨物ドライバーで独立開業する場合
軽貨物ドライバーで独立開業するには、下記の作業を行う必要があります。
- 運転免許と軽貨物車(軽トラまたは軽バン)を用意する。
- 税務署で個人事業主としての開業届けをする。
- 軽貨物事業者としての届け出をし、軽自動車検査協会で黒ナンバーを発行してもらう。
軽貨物車は、軽バンリース会社を利用すると黒ナンバーの取得代行や黒ナンバー付きの車両のレンタルが出来ます。
独立開業した場合の収入
委託契約先や配送するエリアによって変動しますが、平均して月収20〜50万円、年収で400万円程度といわれています。
厚生労働省の個人請負事業者の年間収入の調査によると、軽貨物運送業の年間収入は下記の通り300万~399万円が23.2%の割合を占めています。
出典:厚生労働省ホームページ (https://www.mhlw.go.jp/
file/05-Shingikai-11909500-Koyoukankyoukintoukyoku-Soumuka/0000181990.pdf)
運送会社に所属して働く
副業として働く場合の多くは、運送会社のアルバイトやパートとして働く軽貨物ドライバーになります。
この場合、募集案件により報酬条件や稼働時間、配達範囲、車両利用条件など異なるため、求人に応募する際は下記の条件をよく確認しておく必要があります。
- 報酬条件(固定給:日給制、月給制 出来高制)
- 配達物(荷物の大きさや重さ)
- 稼働時間(拘束時間の確認)
- 配達範囲(運転距離の目安)
- 車両(マイカー持ち込みの可否、レンタル車両の有無と費用、自転車配送の有無)
- 運転免許(AT限定の可否)
アルバイトや社員の軽貨物ドライバーの収入
アルバイトやパートで、時給2,000~3,000円、日給1.2万~3万円、
社員の場合で、月給30万~50万円程度の募集案件が平均的です。
軽貨物ドライバー業界の動き
ネット通販の普及により宅配などの小口配送の輸送量増加に伴い軽貨物ドライバーの需要には高いものがあります。
令和4年度 宅配便(トラック)取扱個数 (国土交通省調べ)によると、宅配便取扱個数は、50 億万個を超える数になり前年を上回っています。
この傾向は、今後も高まることが予想されます。
宅配便取扱個数の推移
出典:国土交通省ウェブサイト (https://www.mlit.go.jp/
report/press/content/001625915.pdf)
ドライバー2024年問題
働き方改革法案により、ドライバーの時間外労働時間が年間960時間に制限されます。
これにより、大型トラックによる貨物の長距離輸送能力が2024年には14.2%、2030年には34.1%不足するとされています。
運送会社が輸送能力の低下分を軽貨物ドライバーを活用して補う動きや長距離トラックドライバーが残業時間削減による収入不足を軽貨物ドライバーとして参入して補う動きが出てくると考えられています。
ヤマト運輸の個人事業主との契約終了の影響
ヤマト運輸は、2024年度末までに、「クロネコDM便」と「ネコポス」の2種類の配達を委託している個人事業主との契約を終了して、日本郵便に荷物の配達を委託する方針を発表しています。
この契約終了により、ヤマト運輸で配達業務に携わっていた個人事業主が軽貨物ドライバーへ転身することが予想されます。
個人事業主として働く軽貨物ドライバーの長時間労働
個人事業主として働く軽貨物ドライバーの長時間労働が原因の事故が増えていることを受けて、国土交通省は、軽貨物運送事業に対する規制や安全対策の検討を行っています。
軽貨物ドライバーで稼ごう
軽貨物ドライバーの仕事は、副業として時間や配達範囲を限定しての仕事から業務を請け負い独立開業して働くなど、多様な働き方と働き方次第で高収入を得ることができる魅力があります。
また、EC市場の需要の高まりなど、将来性の高い仕事であるともいえます。
この記事が軽貨物ドライバーとして働くことを検討する皆様の参考になれば幸いです。
PR市場での求人
PR市場での軽貨物ドライバーの求人は、こちらを参照してください。